映画「靖国」上映問題に関する在京・在阪テレビ局報道局長声明
2008年4月7日
在京・在阪 民放テレビ10社 報道局長
いったんは劇場公開が決まっていたドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映が、客や周辺住民への迷惑などを理由に、相次いで中止されるに至っている。
こうした理由で、映画の上映や集会などの開催ができなくなれば、言論や表現の自由は、ますます狭まり縮んでしまう。言論・表現の自由という観点から、極めて深刻で、憂慮すべき事態と言わざるを得ない。このような状況のなか、ごく少数の映画館が、この映画の上映に向けて準備作業を始めていると聞く。
言論・表現の自由は、健全な民主主義社会実現のための最も重要な基盤である。多様な意見や主張を個々人が自由に享受し、論評・判断できる機会が、理不尽なちからや嫌がらせによって奪われることがあってはならない。
われわれは、言論・表現の自由を擁護する報道機関の一翼を担う者として、こうした事態に強い懸念を表明する。
以上
日本テレビ放送網 足立久男・報道局長/TBSテレビ 金平茂紀・取締役報道局長
フジテレビジョン 岸本一朗・報道局長/テレビ朝日 藤ノ木正哉・報道局長
テレビ東京 村田一郎・報道局長/毎日放送 熊和子・報道局長
朝日放送 古川知行・報道局長/関西テレビ放送 堤田泰夫・報道局長
讀賣テレビ放送 本田邦章・取締役報道局長/テレビ大阪 酒井悟朗・取締役報道スポーツ局長
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